基本スタイルを学ぶことは息が長く活躍できるということ ーアーティフィシャルフラワー・アレンジメント成就のポイントー

私は3度のご飯よりテニスが好きです。先日ウィンブルドンが開催され、一度もテレビ中継を見ることなく大会が幕を閉じました。近年ずっとこうです( ; ; )

最近は全くテレビも見ないし、新聞購読もやめました。なので旬のニュースが耳に入ることも少なくなりました。スマホのYahoo!ニュースだけが頼みです(笑)

ウィンブルドンの優勝者も1日遅れで知ることになりました。
自分がダブルスをすることから、ダブルスの勝者がとても気になります。
今年のウィンブルドン女子ダブルス優勝者は台湾の選手シェイ・スーウェイ選手と相方さん。(誰か知らない選手でした笑)

2018年の広島で開催された花キューピットオープンではシングルスで優勝し、日本でもお馴染みの選手です。私も決勝を生で観て感激したのを覚えています。

台湾の選手のシェイ・スーウェイ選手は非常にトリッキーなショットが売りで、相手を前後に揺さぶるドロップショットや、両手ダブルハンドから打ち込む正確なショットで、相手を翻弄させ、勝利をあげる選手です。ダブルスのランキングはいつもトップ10以内ですが、シングルスではそこまでランキングは上位ではありません。

でも大坂なおみ選手をはじめトップ選手からは、そのトリッキーなショットのプレースタイルから「心を乱される対戦したくない相手」と、とても恐れられています。

スーウェイ選手は現在36歳。選手の中ではもう高齢ですが、巧みな技でまだまだ若手選手とも張り合えています。
プレイを観ていたら本当に無駄な動きがなく、省エネで、かつ正確にコースを突いてきます。
相手ばかり走らされている感じで、スーウェイ選手はしれーっと淡々とプレイしているように見えます。

でも実際はテニス経験者だとわかると思いますが、基本姿勢、打ち方、足の動き、ゲームの組み立て方、予測、これらができて初めてしれーっとプレイができるのです。私は全然できていませんが(笑)

台湾国内外で天才少女と言われたスーウェイ選手ですが、幼少期からテニス一家に育ち、長年培った「基本」をもとにトリッキーなプレイスタイルという「崩し」ができているのです。
正確なドロップショットや相手を無駄のない動きは、とてつもない練習を積まれたのだと思います。

これはアーティフィシャルフラワーのアレンジメントにも同じことが言えます。

目次

アーティフィシャルフラワーをお仕事にするには
基本スタイルをしっかり学ぼう!

アーティフィシャルフラワーは造花ですが、デザイン的には基本、生花と同じスタイルをとります。
アーティフィシャルフラワーは色、サイズ、質感、葉脈まで生花そっくりに作られているので、生花のアレンジメントと同じように活けることができます。

↓は「ラウンド」という基本中の基本のスタイルです。

でも綺麗に丸く活けるのがなかなか難しい。スクール生さんも悪戦苦闘のデザインです。
お花は挿す位置が数ミリ違うだけで、見え方が全く変わってきます。
丸く作りたいのが楕円形になってしまったり・・・
ほんの少しの誤差の積み重ねが全く違った形になっていってしまうということになります。

上のラウンドのアレンジメントでいうと、始めに花器のすぐ上に下草を入れ、丸くアウトラインを作っていくのですが、これが少しでも乱れると、いびつな円形になります。そして高さを決める中心のグリーンも高過ぎても低すぎても綺麗なドーム型が乱れてしまいます。

このアウトラインが商品の出来栄えの8割を決めます。


どんなデザインにするにも最初にアウトラインを決めていくことがとても大事です。
この「アウトラインを決める」という工程が、自分なりのスタイルに「崩す」していくときの基礎にもなります。

フラワーアレンジメント初心者さんで我流で進んで行かれる方がいらっしゃいますが、基礎無しでは必ずデザインのアイディアの限界がきます。お客様の多岐にわたる要望にも応えることができなくなります。

造花は特に「ニセモノの花」だけに本物に見せるテクニックが要ります。
ネットで造花アレンジメントを買われた時に、実際届いたら、「何だこれ!」というお粗末なアレンジメントが届くことも多いそうです。
うちのお客様の中にも、私にネットで買った商品のお直しを頼まれた方もいらっしゃいました。

自分のお客様にはそんな思いをさせたくはありませんし、喜んでいただきたいですよね。

そのためには学んだことをしっかり反復練習し、自分のものにしていってください。
私も今に至るには相当な数のお花を自腹で作って練習してきました。

まだまだ焦らなくても大丈夫です。失敗しながら、学んでいけばいいと思います。あと早道があるとすれば、人の作品をたくさん見ることと、なぜうまく作れないかを自分で分析し、そこから講師に聞くことです。そしてまた作っての反復しかありません。

お花の仕事は技術職ですので、少々精神論的ではありますが、商品が作れないことには販売もできないのです。
練習中は本当に上達するのかと不安になることもありますが、お客様に喜んでいただけるよう私と一緒に頑張ってみましょう!

お花仕事を通じて自身の成長にも繋がるといいですね(^^)


スクールのことやいろんなお話が聞いてみたい方はお気軽に私西野までご連絡くださいね(^^)
ただいま45分無料相談会というおしゃべりの会をやっています(^^)
無理な勧誘など一切ございませんのでお気軽にどうぞ(^^)

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