園芸療法プログラムの導入について

施設や病院で園芸療法を導入する場合、場所の確保、土地の整備、安全面の確保など、ハード面の整備と、園芸療法を行う際の担当者、プログラムの年間計画、予算決めなどのソフト面の整備が始めに必要になってきます。

当サービスの中で、園芸療法を取り入れたい施設、病院、法人の方に上記のような園芸療法立ち上げもお手伝いさせていただきます。

目次

まずは園芸療法導入の目的を明らかに

まず、ご依頼をいただくと、出発点として、園芸療法導入の目的を明らかにしなければなりません。
ご依頼先の目的に応じてプログラムに参加する人の状況をいろいろな角度から検討し、病気や障害に対する注意を怠らず、プログラムを実行するにあたってのハード面での環境、人的資源、予算等の諸条件をヒアリングし検討します。

各参加者に合った目標を設定し、目標に応じた園芸作業や植物を検討し、それらを積み重ねながら柱となるプログラムを立てます。

私が以前勤めていたデイサービスでは、認知症の方は多かったですが比較的身体機能はしっかりされている方が多かったので、動ける分、障害物や尖った道具などに最善の注意を払い、ガッツリ園芸作業をしていただいていました。
認知症がかなり進んでいる方も園芸の時間だけは、普通にお話ができたりしました(^^)そして何よりご家族さんが、いつもの母に戻った!とお喜びの声をくださっていました(^^)

という感じで参加者や対象者の方の状況をしっかり把握する事が園芸療法を効果的に行うことに繋がります。

園芸療法は花を咲かすことだけが目的ではない

園芸療法がガーデニングと違うところは、花を上手に咲かせ庭づくりをする事ではなく、「植物を育てるプロセス」を大事にします。
土づくり、種まき、育苗、植え付け、手入れ、施肥、繁殖、収穫、加工、調理、販売など、園芸の維持管理等の一連の作業の流れに沿ってプログラムを作成していきます。

土づくりだけのプログラムがあったり、種まきだけの日が合ったり、収穫の日だけがあったり、その時期にあった園芸作業一つ一つがプログラムになっていきます。

この作業の中でたくさんの気づきや、対象者さんの変化があり、行動や発言の変化も記録しておきます。奇跡もたくさん起こりますよ(^^)

では実際に園芸療法プログラムの作成手順を書いていきたいところですが、少し長くなりますので、次回かその次のブログで書かせていただきます。

必ずしも庭や温室がなくても園芸療法はできます

広い畑や温室などがないと園芸療法ってできないのでは?と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなことはなく、プランターや鉢でも十分できます。
私も屋上庭園を作らせていただいた時は、全て鉢で作り上げました。タイルを敷いて道を作り、地面には照り返し防止でバークチップを敷き、間に大型テラコッタに花木や果樹を植えて、とてもおしゃれに作る事ができました。(今日のサムネイルの写真がそうです)

毎日そこへ利用者さんと15分間マンツーマンで散歩に出てお茶やコーヒーを飲むというのを毎日続けていました。
どんな環境でも、畑がなくても、工夫次第で利用者さんに植物を楽しんでいただくことはできます。
私の経験からここもアドバイスさせていただきます(^^)結構アイディアマンな私です(^^)


狭いお庭でもできることはありますし、庭がなくても空いたスペースに鉢を置くこともできます。最初は小さく始めるくらいが良いかもしれないですね(^^)ご安心ください(^^)

園芸療法を継続するのに一番大切なことは

ここをすっ飛ばしては絶対園芸療法が続かないというポイントがあります。
それは園芸療法導入前に依頼先の組織や団体の施設管理者から職員までの方に、園芸療法をよく理解してもらい、協力してもらうことです。
私は以前の勤め先で、施設の院長は園芸療法をどんどんやってくれという意志だったのですが、現場の施設管理者や職員さんがの中で、全く園芸療法に理解がない方もいらっしゃり、なかなか協力が得られなく、ちょっと肩身の狭い思いもしました。こうなると施設のトップと現場の板挟みで、園芸療法実践者はとても辛い気持ちになってしまいます。
そしてやがて園芸療法が立ち消えてしまいます。

これを防ぐために、必要に応じて、施設内でしっかり意識を擦り合わせておくことが大事です。
またプログラムの責任者となる方に、前もって何らかのトレーニングを受けていただくことも良いかと思います。
ガーデニングの土、肥料、水やりの仕方を統一しておくのも良いでしょう。

というふうに、園芸療法を導入するといっても、いろんなことを想定し、皆で検討しながら、園芸療法が対象者さんにとって有意義なものになるようにしていきたいものです。いろんな理由で、園芸療法が途中で頓挫してしまう施設が多いので、導入部分は私たち園芸療法士にご相談くださればと思います。いつでもお問い合わせください(^^)

ではまた後日園芸療法プログラム作成について書きたいと思います。
ではまた明日(^^)

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